だらだらと l'agenda BE-500 - Tips 2
2004年1月22日 更新
l'agendaはシェルが独自であるため、Windowsといえどもいつも見慣れているウィンドウズスター トやデスクトップが存在しません。同期ソフトも独自のもので、ActiveSyncを使わずにCASSIOPEIA PC接続というソフトから同期やソフトのインストールを行います。l'agendaは不揮発性フラッシュメモリ (Nand Disk) と揮発性のRAMという二重構造でファイルを管理しています。内、フラッシュメモリにあたるのはNand Disk以下のフォルダであり、それ以外のフォルダはリセットするとデータが消えてしまいます。ソフトウェアやファイルなどはくれぐ れもNand Disk以下に置くようにしましょう。ちなみにl'agendaは「Nand Disk\Program Files\Patch」フォルダにファイルを置いておけば起動時に自動的にWindowsフォルダに送ってくれる役 割があるので、必要なDLLなどはこちらに置いておけば良いでしょう。ソフトウェア導入の際、l'agenda対応のものであればCASSIOPEIA
PC接続経由からセットアップするのが通常のインストールです。では、クレードルがない場合やUSB接続できない環境にある場合はインストールができない
のかと言ったら、そうではありません。l'agendaはCFカードから直でインストールできてしまいます。もちろん、インストール先も本体・カードと選
択できます。
1.CFにソフトをフォルダごとコピー 2.l'agenda上でファイラを起動して「.cbea」ファイルを実行 3.クレードルからと同じようにインストールできる ※インストール後、「.cbea」ファイルは消える |
l'agendaに正式対応しているソフト以外にも、便利で使いやすいソフトは数多くあります。Palm -sizePC(PsPC)用のソフトであればほとんどのものが動作します。これはAPIがPsPCベースであるため。 l'agendaがサポートしているのは、PsPCのAPIだと考えられます。PocketPC用のAPIはサポートしていないので、ぴくりとも動きませ ん。 PsPCソフトをCFの「Program Files」に入れれば、トップメニューに自動的に表示され、実行できるようになります。
WindowsCE系のソフトをダウンロードする場合に「ARM、MIPS、SH3」などがバージョンとして分けられていることがあり ます。これらはWindowsCE機に搭載されているCPUの種類です。l'agendaのCPUは MIPS(ミプス)なので、バージョンが分かれていたらMIPS版を迷わずクリックしましょう。仮にMIPS用以外のアプリケーショ ンを実行しても動作しません。MIPS用でも起動時にエラーが出てきてしまう場合は「あきらめる」のが一番です。例外としてダミーDLLなどの導入によっ て動くものもありますが、ここではあきらめが肝心ということでお願いします。
ソフトの中にはCABファイルで配布をしているソフトもあります。本来のWindowsCE機ならばそのままインストールできるのです が、l'agendaにはこの機能はありません。手動で展開をして実行ファイルを取り出す必要があります。私はCABファイルを自動リネームしてくれるソ フト「cab_renamer」を使わせていただいています。cab_renamer の入手は泡の杜別館「モモ・ハウス」さんからお願いします。
使用方法はいたって簡単、Windowsパソコン上から入手した cab_renamer.exe に*.cabファイルをドラッグするだけ。CABリネームの手間が一気に解消です。展開されたファイルをl'agendaのProgram Files上に置いて実行あるのみです。
管理人:いわだら [ date18@gmail.com ]