ドスウモンもこれくらいではくたばらない、ポケットからからくり武者をとりだした。
僕はツッコミをいれてやった。そしてドスウモンに精神的ダメージを与えた。
ドスウモンはこれではやばいと思いとうとう本気を出してきた。
ドスウモンはすかさず、ポケットに手を入れ、ビスケットを取りだした。
そしてもう一度ポケットに入れて、たたいて、もう一度ポケットから、ビスケットをとりだした。
ドスウモンはそのうちリズムをつけて、楽しくそれをくり返した。
僕にはもうそんなボケはとっくに分かっていたので、その間に山に連絡をとり、
やぎとおじいさんを呼び出した。これで、鬼に金棒である。もうドスウモンは敵ではない。
ドスウモンがそろそろあきてきた頃を見はかり、やぎにのり、おじいさんを背負った。
そしてドスウモンにものすごいスピードで突進していった。しかしこの最後の最後の僕の攻撃を
ポケットからとりだしたどこでもドアでかわされてしまった。ぼくはもうだめだと思った。
そして胸の赤いペンダントが光りだし、僕はM78星雲に帰らなければならなくなった。
そう、3分たってしまったのだ。そしてぼくはシュワッチ」と言ってこの地球を飛び立った。
しかし、こんなもので、終わってたまるかと、ドスウモンはポケットから、
アメリカ軍が所有している核ミサイルをとりだし、ぼくにめがけて撃った。
ぼくはその後大気圏を抜けた当りで、ミサイルに撃沈され、宇宙のもくずとなった。
そして世界はドスウモンがヒーローとなり、それに目をつけた、藤子F不二夫がドスウモンが
なまったドラエモンとして人々にメルヘンの夢を与える漫画として出版したのである。